【File No.9】Sense of Justice (センス オブ ジャスティス)

Sense of Justice(センス オブ ジャスティス)

 

国家犯罪、国際テロ、国際マフィア、といった

世界的規模での犯罪がさまざまな形で横暴している今日に於いて、

それを取り締まる法として国際法が存在する。

 

が、しかしそれはあくまで慣習法であって実際にそれらを取り締まる機関が存在しない。

国際協調や民族問題、宗教問題、国家風習の違いなど多種多様で、

国連が抱える問題はどれも簡単な課題ばかりで無く、

国家の威厳に関わる重大な要素を多く含んでいる事も多い。

 

そのような国際的問題や犯罪を取り締まるには、

どうしても表には出せない重大な情報が絡んできたり、

国民心情を必要以上に逆なでるような事態すら巻き起こしてしまう。

 

そのような事態を避ける為に国連は今日まで、

決して表に出さない方法で世界の秩序を正してきた。

 

その中に Justice(ジャスティス) と呼ばれる機関が存在していた。

 

正式名は Sense of Justice で、

直訳すると「正義の普遍的な感覚」であるが、

日本語的に英訳すると「普遍的な正義感」とも「貫かれた正義感」とも解釈される。

 

そこに所属するメンバーは、

FBI、CAI、DELTA FORCE、SWAT、KSK、GSG-9、など

各国を代表する情報局、特殊部隊のOBもしくは自らが所属する組織に満足できず、

何者にも屈しない真の意味での正義を貫くべく集ってきた精鋭達で、

FBI長官やCAI長官経験者も組織の上層部に名前を連ねる。

 

その為、各機関との繋がりも深く世界中の情報が彼らの元に集結している。

 

Justice は国連の一機関ではなく、

引用で紹介した同業者組合的な組織だったものが、

年月を経ると共に様々な影響力を持つようになり、

表舞台には出てこないものの、裏面で実質的な政治力をも有するようになっていった。

 

バックにはさまざまさ機関がついており、国連もその中の一つに過ぎない。

 

決して特定の国家や宗教と絶対的な協力関係をもつこともなければ、

流動的な世界の流れに応じて、

世界のいかなる国家・組織とでも手を結び、必要とあれば敵にもまわる。

 

彼らが形成するチームは便宜上組織形態をとっているものの軍隊調の統率は全く見られない。

 

個々人が持ち合わせている技量と頭脳は世界のトップクラスであるがゆえ、

個々人の判断と行動の元、互いが臨機応変に状況対応しながら連携し、

チームとしてミッションを遂行していく。

 

現在その組織構成は情報調査を主体とするチームが3つ、

特殊部隊が1チームで形成され、

その特殊部隊「Destiny」に於いてのみ軍隊的統率がひかれている。

 

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※ このストーリーは個人の趣味レベルで創作を楽しんでおります。

ストーリーはフィクションであり

実在する国家・団体・企業・HP・個人等とは一切関係ありません。