引用
小銃弾を超える威力を、拳銃弾で実現する。
馬鹿げた夢だと、誰もがいった。
しかし、それを諦めなかった技術者たちがいた。
彼らが考案したのは、特殊な比重を持つ材質で
作られた弾芯であった。
弾頭のサイズは通常の拳銃弾と変わらない。
しかしその重量は、体積に比して遥かに重いという、
「超重量弾芯弾頭」。
それは結果として、かつての対戦車ライフル並みの
威力を持つこととなった。
ただし、当然のことながらこの弾頭の発射には、
弾頭重量に見合うだけの発射薬が必要となる。
強装薬(ホット・ロード)を用いても、充分ではなかった。
拳銃弾のカートリッジ・サイズに装填できる火薬量の
限界が、技術陣の前に大きな壁として立ちはだかっていた。
発射できない弾頭では、役に立たない。
劇的な威力を生み出すはずであった弾頭は、
日の目を見ることもなく消えていくだろうと。
誰もがそう思っていた。
しかし、不可能を可能にした男がいた。
(引用文:ビヨンド・ゲイザー)
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※ このストーリーは個人の趣味レベルで創作を楽しんでおります。
ストーリーはフィクションであり
実在する国家・団体・企業・HP・個人等とは一切関係ありません。